中学生の娘にうつ病かもしれないと言われて【11】娘に伝えなければならないこと

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帰り道はゆっくり歩いた。

晴れやかな心がそこにあった。

先生に話してよかった。

中3の担任が、あの先生でよかった。

中学生の娘にうつ病かもしれないと言われて【10】担任の先生と面談

こちらの続きです。

自宅に戻って手を洗い

私はすぐに娘の所へは行かずに

洗濯物を干してお風呂を掃除しました。

その後で部屋へ行くと

ベッドに横になりながら漫画を読んでいる娘の姿がありました。

先生と話してきたよ。

娘は漫画を置きました。

様子がおかしいことに先生は少し気付いていて心配していたこと。

欠席日数よりも大事なのは成績を落とさないこと。

テストはなるべく受けた方がいい。

他の先生にも事情を話して、力になってもらうこと。

スクールカウンセラーの予約を取ったこと。

また登校した時には、本人とも話をしてみると言っていたこと。

気にせずにお休みして下さいと言われたこと。

順番に、抜けがないようにそのまま娘に伝えました。

娘も晴れやかな表情になりました。

よかったね、とりあえず、勉強は家で頑張ればええし!

欠席日数を気にしなくていいのは良かったよね!

そこから私は

うつ病のことについて話しました。

お母さんはお医者さんじゃないから、ほんま素人判断なんやけどね。

お母さんの勝手な考え。

娘ちゃんはね、真面目やしみんなに優しい分

心労もあるやろうと思う。すごいストレスやろなーって。

ほんで、栄養不足もあって体もしんどくてね。

でもね

お母さんはうつ病じゃないんちゃうかなーって思ってる。

娘は黙って私の話を聞いていました。

それでね、ちょっと調べてみたんよ。

適応障害て聞いたことある?

娘はうなずきました。

少し前に、有名な女優さんが適応障害を発表していて

学校に行く日は毎朝めざましテレビを見ている娘は

すぐに反応しました。

うつ病ってね、

今まで自分が好きなものとか夢中になっていたものにも

エネルギーを使うのがしんどくなってしまうみたいやねん。

そういうものも含めて、全てにおいてやる気がなくなる。

でも娘ちゃんはさ、推しのことに対して積極的やし

お出かけしたい、旅行したい。

そんな気持ちあるよね?

だからお母さん、適応障害の方が近いかな?って最初は思ってん。

それで調べてみたんよ。

そしたらね

適応障害は

そうなった原因がはっきりしてるみたいで、

感情のコントロールができなかったり取り乱したりするみたいやねん。

…娘ちゃんはどうかな。

体がこんな風になった原因…何かショックなこととか

嫌なこと。あった?

娘は少し考えて

…ない、かな。

と答えました。

私は続けました。

なんかね、適応障害もしっくり来ないなぁ…って思って。

それでね、次に自律神経失調症てのを調べてん。

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娘はピンと来ていないようでした。

頭痛やめまいなどの体に現れる不調や

気分の落ち込み

そして、事故での負傷が原因かもしれないということを話しました。

この3つの病気は症状がよく似ていて、判断するのは難しいですし

うつ病の一種とされたりもするので、娘に

うつ病ではない

というのは間違っていると思います。

事故の影響という理由で自律神経失調症の可能性を話しましたが

これは適応障害でも言えること。

私は娘に続けて話しました。

お母さん、自律神経失調症ちゃうんかなーってちょっと思ってる。

でもね、ほんまに可能生。どれも似てるからね。

ただ判断しにくいってのはね。

娘ちゃんの症状がひどくないからやねん。

娘は黙って私の顔を見ていました。

思わず目をそらしたくなるような、まっすぐでキレイな瞳。

ほんま初期の初期の症状やと思う。

家族に中々言い出せなくて我慢して

どんどん症状がひどくなって追い詰められて。

もう冷静な判断ができなくなるまで抱え込んでしまう人、沢山おると思う。

なんで言えないかって、甘えてるんちゃう?って、理解してもらえないのが怖いから。

だからね、勇気出して

おかしい!と思ってすぐに相談してくれて

ほんまにありがとう。

治るからね。お母さん、ついてるからね。

娘は嬉しそうな表情をしていました。

私が何よりも真っ先に娘に伝えなければいけないこと。

勇気を出して打ち明けてくれてありがとう

こちらに続きます→

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