中学生の娘にうつ病かもしれないと言われて【12】娘を外に連れ出す

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中学生の娘にうつ病かもしれないと言われて【11】娘に伝えなければならないこと

こちらの続きです。

担任の先生と話して

私も娘も心が軽くなった一番の理由は

日数を気にせずに欠席してくださいと言われたこと。

不登校の子、ましてや受験生ともなれば

先生は頻繁に家庭訪問をして、なんとか学校に来させようとする…そんなイメージでした。

うつ病

という言葉の重みなのかもしれません。

欠席日数は気にしなくてもいいけれど

成績は落とさないように。

家で独学で勉強するのは想像以上に大変なことですが

それでも安心して学校が休めるのですから

娘の心はものすごく軽くなったはずです。

この言葉は娘にちゃんと響いているはず

なんて

なぜか私は勝手に思っていました。

家で勉強を頑張ってくれるだろうと、勝手に期待していました。

その週の後半、中間テストがありました。

今回の一番の目標は

まずは試験を受けること。

テストに出席すればそれでいい。

というのが目標でした。

娘は全く勉強をしている気配はありませんでした。

ただ、試験に伴う提出物だけはきちんと済ませて提出しようという気持ちはあり

提出するノートやワークなどは準備していました。

毎朝起きてくるのか心配でしたが

試験の2日間はさっと降りてきて登校。

結果はボロボロでしたが、ちゃんと受けたということだけで

私は心のそこから安堵していました。

その週末

夫と息子は早朝から2人で遊びに出かけました。

天気の良い1日。

私が洗濯物を干す準備をしていると

ベッドの上で何かを描いている娘に気づきました。

朝9時頃です。

私:おはよう。…ねぇ、今日一緒に海まで歩く?

思い付きで誘ってみました。

自宅から海までは、30分ほど歩けばたどり着きます。

いつ行くん?

と娘は聞いてきました。

洗濯物を干して、お風呂を掃除して、

お母さんの身支度が終わってからやから、10時くらいかな

娘はうーんと少し悩んだあと

行く

と返事しました。

オッケー!じゃあ出られる時間わかったらまた言うわね

私は娘にそう声をかけて、洗濯物を干すために動きました。

私もうだうだと悩んでいないで

何も考えずにただただぼーっと海を眺めたい。

コンビニでおにぎりなどを買って

時間を気にせずにゆったりとした時間を娘と過ごす。

こんな時間ってきっと大事。

そう思って勢いで誘ったものの

少しずつ少しずつ、後悔の気持ちが生まれてきました。

当時の私の体調は

すぐに息があがり、数分後に来る電車を立って待つことができずにしゃがみ込み

めまいや立ち眩みに悩まされていました。

体がしんどい

てか私、歩けるのか?

海までの道のりには、坂道もあります。

どうしよう

ごめん、やっぱり無理かも

って娘に言おうか…

お風呂を掃除しながら悩みました。

これから寒い季節がやってくるから、当分海辺で過ごすことは難しくなってくる。

週末は仕事の日も多い。

次に誘ったときに、もしかしたら断られるかもしれない。

私は自分を奮い立たせて準備をしました。

10時半ごろ、私たちはゆっくり家を出ました。

娘も体力が落ちているというので

いつもよりもゆっくりめに海を目指して歩く。

10月頭の週末は、まだまだ気温が高く

少し歩くと汗ばんでくるほどでした。

道中の娘は

いつも通りよくしゃべりました。

ほとんどが自分の推しの話だったと思いますが

私は倒れないように気にしながら

そして娘の歩いている様子にも変化が見られないか気を付けました。

30分ほど歩いて目的地の手前まで来たとき

私に限界がきて、休憩しようと娘のおしゃべりを遮り

一緒に日陰に座りました。

私:今日暑いな(笑)コンビニでパンとかおにぎり買って

海見ながらぼーっとしようと思ってんけど、ちょっと厳しいな。

娘:これは無理やろ(笑)夏みたいやん。

私は予定を変更して、駅前にある人気のカフェでランチしようと提案しました。

娘は喜んで賛成。

そこからまた、20分ほど歩きます。

ほとんど日陰はありません。

ふらふらしている私とは対称的に、娘の足取りはわりとしっかりしていました。

カフェでごはんをよく食べ、お土産にパンも購入して帰りましたが

家に帰ってから娘はそのパンも食べました。

想定外の暑さに予定が狂ったけれど

娘との大事な時間でした。

この時私と娘は

沈黙することがなく沢山会話をしました。

でも私はほとんど内容を覚えていません。

ただひとつ、私は念押しでもう一度

初期でも一人で抱え込まずに誰かに相談することが重要。

症状がまだ軽い段階で、お母さんに話してくれてありがとう。

と伝えました。

そしたら娘が

甘えだって言われないか不安で、話すのが怖かった

と返事をしてきたことは覚えています。

続きます。

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