中学生の娘にうつ病かもしれないと言われて【13】九月病と弟のケア

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私の中で

とある可能性というものがありました。

中学生の娘にうつ病かもしれないと言われて【12】娘を外に連れ出す

こちらの続きです。

そのとある可能性というのは

5月病ならぬ9月病。

長い夏休みを経て、また毎日のように学校へ通うのは憂鬱な気分になります。

中学生なら尚更。

それに加えて娘が最も苦手とするイベント。

体育祭

去年もこの時期になると娘は、体育祭が憂鬱だとアピールしはじめ

結局体育祭を欠席しました。

娘はスポーツが得意ではありません。

中学校では体育祭はクラス対抗になるので

もし自分がクラスの足を引っ張ったら…

と不安でたまらなかったのでしょう。

昨年は事故で負傷していたのもあり

体育祭を欠席する正当な理由がありました。

でもさすがに今年はそれは通用しない。

体育祭への憂鬱な気持ちで心が沈み

今の状態になった可能性もあります。

そしてそれは

体育祭が終われば、症状がマシになるかもしれない

そんな期待がありました。

私は早い段階で

体育祭はお休みしたら?

と娘に提案していました。

娘は当然というように

絶対休む

と言いました。

少しでも娘の不安材料を減らしたい

完全不登校になるのは避けたい。

私はいつも

娘のことで頭がいっぱいでした。

ですが

こんな時だからこそ、きちんと向き合わなければならない

寄り添わなければならない存在がいました。

息子です。

息子はお姉ちゃんの様子をよく見ています。

私は息子が中3になったときに

娘と同じように学校を拒否し始めるのではないかと

とても不安になりました。

現に

近頃の息子の様子も明らかに変わってきていたのです。

  • 朝、お腹が痛いと言い出すようになった
  • 学校が嫌だと連呼するようになった
  • 学校休みたい休みたいと、冗談ぽくアピールするようになった

息子の目には

お姉ちゃんが不調だとはどうしても思えないようでした。

寝つきが良くないというのは知る由もないですし

食欲もあって、いつもマシンガンのようにしゃべる。

ふざけたり笑ったりする様子も見ています。

そして推し活動。

グッズ集めは積極的です。

息子の目には

サボり

に映っても仕方ない状態です。

自分だってサボりたい

お姉ちゃんは良くて、なんで俺はだめなん?

そんな息子の心の声が聞こえてきそうです。

中3になったときの息子が、娘と同じ状態になるのは何としてでも避けたい。

本当に同じ状態なのか、娘の真似をしているだけなのか

その時の私は正しい判断ができる自信がありません。

どちらにしても、もしそうなったら

私は息子に対して、娘と同じ対応をしなければならない。

今の休みたいアピールも

軽視してはいけない。

だけど

そんな息子の様子を見て

勘弁してくれよ

といういら立ちも生まれました。

息子は私の対応をちゃんと見ている。

もしここで娘と息子を区別したら

息子の一生の傷となってしまう。

私は息子の気持ちが良く分かります。

それは

私自身も末子だからです。

私には上の兄弟がいるのですが

中学生時代、まぁまぁ手のかかる人でした。

母親と衝突したりして

小学生だった私はいつもヒヤヒヤおろおろしていて

なんとかならないのかと、間に入ったこともあります。

せめて自分はいい子にしていないと。

問題を起こさないようにしないと。

そんな思いもありました。

ある時

また親と兄弟が激しくぶつかり合いました。

私は泣きながら間に入ったものの

何の役にも立ちません。

自室に戻っても涙が止まりませんでした。

そしたら次の瞬間

リビングから

親と兄弟の大きな笑い声が聞こえてきました。

びっくりした私は

部屋を飛び出しリビングへ向かうと

何事もなかったかのように談笑している家族がそこにいました。

顛末の説明も一切なし、謝罪もなし。

私はいままで悩んできた自分はなんだったのかと

怒りがこみあげてきて

リビングのドアをバンっと閉めると

自室にこもりました。

しばらくしてから母親が私の部屋に来て言った一言は

今でも忘れられません。

もう~次はあんたなん?

あんたまで…。勘弁してー。

私は息子にも親身に

学校で何か嫌なことがあった?

と聞いてみました。

息子は

笑いをこらえるのに必死になってしまうくらい

小さな小さなことを誇張して訴えました。

そして勢い余って

自分で解決したことまで得意げに報告してくれました。

なにそれー!うざいな。でも解決してよかったやん!あんたはすごいな~

私がそう言うと

息子は本来の目的を忘れたのか

嬉しそうな顔をして満足気でした。

私はそんな息子の表情を見てから、娘の状態を話しました。

お姉ちゃんの病気は、見た目にはわかりにくい。

でも、苦しい、つらいということを隠してしまって

1人で耐えている。

正直さぼりにしか見えんよね。

お母さんもイライラするときある笑

でも、そんな目で絶対みたらあかんよ。

余計つらくなってふさぎ込んでしまうから。

そして

息子もいつも頑張ってるから

また学校お休みさせてあげるね。

たまにはそういう時間も必要やでな

と伝えました。

それから息子は

たまにこっそり私に

また今度学校休みたい(笑)

と言ってくるようになりました。

きっと今の状態でもすでに

おねえちゃんと比べて不公平だと思っているんじゃないかと思います。

私は娘への対応と同時に

息子へのフォローにも悩んでいました。

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私と母親の関係は良好です。

中学生くらいまでの私は親にとって、手のかからない子どもだったと思います。

あの時の母親の一言、あの当時の兄弟と私への対応差

今は別に腹立たしいと思いませんし、当時の母の気持ちも今なら理解できます。

ただこれが

どうしても忘れられない記憶になっているということも事実です。

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