子どもの学年が上がるにつれ、子供同士のトラブルも深刻化
そして個々の問題ではなく、イジメなどの大人数に渡る大きなトラブルも発生してきます。
親としては平穏な学校生活を願わずにはいられませんが、
それぞれの個性を持った子どもたちの集団生活ですから
何事もなく学校生活を終えるというのは困難なことです。
そして人間関係というものは少なからず、一生ついて回るものなので
人との関わりやぶつかり合いは、子どもたちにとって大切な経験でもあると思います。
そうしたトラブルの仲裁に入り、解決に導いてくれる学校の先生たち。
最近ではその先生たちの存在が、年々軽視されてきているように思いませんか?
緊急保護者会を開くほどのイジメが発生!原因はLINEトラブル
これは私の子の、さらに上級生の話です。
高学年になりスマホを所持する生徒が増え、
次第にLINEグループができあがりました。
そして、小学生ではクラスの約3分の1くらいの人数でしょうか、
クラス単位での大規模なグループが出来上がるそうです。
きっかけはとても些細な事だったと思います。
1人が「あいつウザイ」と言い出すと、たちまちクラス内で拡散され
イジメと言えるほどに深刻な状態になってしまい、とうとう学年の緊急保護者会が開かれることになったのです。
保護者を前に 校長先生の悲痛な訴え
保護者会ではまず校長先生が、保護者を前に謝罪したそうです。
自分をはじめ、教師陣の力不足によりこのような大きな事態を招いてしまった、と。
そして校長先生は、保護者にこんなお願いをしました。
「担任の悪口を子どもたちの前では言わないでください」
早ければ高学年には反抗期に突入する子どもさんもいますよね。
それは親たちにだけでなく、先生を前にしても態度に表すようになってきます。
今の時代、体罰が問題視されて手をあげる教師はほとんどいません。
保護者の顔色をうかがって対応している教師も多く見受けられます。
子どもたちにとって先生はもう、
怖い存在ではなくなりつつあるんですよね。
そしてもうひとつ、親が先生の批判を子どもたちの前でするということが良くあります。
子どもたちは大人の会話を本当に良く聞いています。
ママ友と家でお茶をするとき、もっとも多く話題に挙がるのはやはり子どものことです。
友達のことや学校のことなどを中心に、情報を共有するのですが
その中に学校や担任の先生の情報や不満、噂などで盛り上がっていませんか。
親たちが「あの先生ダメだわ~」などと口にしているとそれを子どもたちが聞き、
学校で何らかの指導を受けたとしても、それが子どもたちに響きづらくなっています。
先生たちが尊敬できる存在でないと、学校でのトラブル対処がますます困難になります。
担任の先生を呼び捨てにする保護者
これは先日ママ友とお茶した時の話です。
ママ友親子は、お世話になったばかりのわりと早い段階から、担任の先生に対する不満を持ち
ママ友が私に時々愚痴をこぼしていました。
内容としては正直、「我が子の担任じゃなくて良かった…」と思えるレベルだったのですが
先日のお茶では、とうとうそのママ友が担任のことを呼び捨てで呼ぶようになっていたのです。
自宅のリビングでお茶をしていて、そばでは子どもたちも遊んでいました。
私は、ママ友の言いたいことは良く分かったのだけど、「なんか違う」と
すごく違和感を感じたんですよね。
いくら不満が爆発したとしても、親がそれやったらアカンやろ、と。
勿論私たちの話は子供たちの耳にも入っていますし、それを聞いた子どもたちはきっと、
心の中で先生のことを馬鹿にするようになるでしょう。
もし学校で何かトラブルが起こり、先生が厳しく指導にあたっても
子どもたちは「ウザイ。うるせー」と思うだけで終わりそうな気がします。
おわりに
問題行動を起こした教師がニュースになったりと、必ずしも我が子を安心して任せられる教師ばかりでないことは事実です。
けれども、学校生活を親が全て把握するのは不可能です。
その中で子どもたちが快適に学校生活を送るために、
親たちはできることは何でしょうか。
全てのトラブルを避けることはできませんし、完全に回避した道を歩くのが最良とも思いません。
でも困難にぶつかった時に乗り越えられるように、普段から親たちができることは
実はほんの些細な心掛けなのかもしれません。
無意味な緊急保護者会!目的は何?肝心の〇〇しない状況に保護者の不満は爆発
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