待望の我が子を授かった時
初めての育児に期待と不安いっぱいでついつい手に取りたくなる育児書。
私も妊娠中に
マタニティ雑誌
1歳半までの育児書
6歳までにかかりやすい病気の本
を購入しました。
まだガラケーが主流の時代のことです。
もちろん参考になった部分も沢山ありましたが
読むことによって逆に不安が大きく膨らむことも少なくありませんでした。
育児書を読んだり、ネットで調べたりして
がっくりと落ち込んだことや不安になったこと、ありませんか。
Contents
育児書通りにいかない子育て
私の上の子は本当に育児書通りにいかなくて
何度も不安になり、そして心配で何度も泣きました。
育児書と比べて、どれくらい違っていたのかというと
- 1ヶ月検診の時に出生時よりも体重が約1キロ増えている→400グラムしか増えなかった
- 生後3か月くらいから、授乳の感覚が少しずつあいてくる→逆に頻繁に飲むようになり、ずっと授乳している状態
- 生後半年くらいまでは免疫があって病気になりにくい→生後3か月で発熱
- 生後5か月くらいから親が食事をしている様子に興味を持ち、口をもごもご動かしたりなどの反応を示す→全く興味なし。生後7か月超えるまで、離乳食の時間は毎回泣いていた
- 生後7か月くらいから、人見知りが始まる場合が多い→生後2か月から人見知り開始
- 卒乳をすれば朝まで寝てくれるようになる→卒乳後の約半年、夜中に泣いて起きていたのでその都度抱っこで寝かしつけ
- 卒乳をすれば離乳食の量が増える→全く変化なし
- 1歳前後で歩き始める→1歳7か月でやっと歩き始めた
- 3歳過ぎまで身長が発育曲線以下の数値
今ざっと思い付く限りではこんな感じです。
育児書と全然違う。
こうして見ると、新米母だった当時の私が
体の成長でどれほど心配してきたか
伝わってくるでしょうか。
逆に良い面でも育児書通りにいかなかった部分もあります。
初めての言葉は1歳頃で育児書通りだったのですが、
その後の言葉を覚えるスピードがものすごく早く
2歳になる頃には口達者であったことと、
私の記憶に残るくらいのひどい反抗期がなかったということです。
当時の私は体の成長が本当に心配でした。
それに伴い、子どもが中々歩行を始めない。
何を一番心配するのかって、それはもちろん健康の心配なんですよね。
病気なのかもしれない
障害があるのかもしれない
乳幼児期のママさんが一番心配するのはそこなんです。
不安になるなら育児書を処分しましょう
不安を煽られるのであれば、いっそのこと育児書を処分してしまいましょう。
インターネットでやたら検索するのもやめましょう。
書かれていることをいつでも何度でも読める状況は
あなたのことを追いつめてしまいます。
書かれている言葉が、読むたびにあなたに突き刺さります。
育児書には離乳食を始めるタイミングや、歯磨きの方法など
役に立つ情報も沢山あります。
そういった参考になる部分だけ、あなたの言葉でメモを残してあとは処分。
1歳ごろから歩き出すと書いていて、10か月で我が子が歩き始めた時
早い!育児書通りじゃない!
といって不安になるママさんはいますか?おそらくいないですよね。
育児書の内容は統計に過ぎません。
発達が早いのも遅いのも個性なんです。
育児書は、【あくまでも目安】なんですよね。
万が一の可能性が不安になる 我が子が病気かもしれないという心配
とはいえ、育児書通りにいかない成長が後に病気発覚だったり
発達障害のサインであったりという可能性が全くない訳ではありません。
だからこそ不安が消えないのも当然だと思います。
子どもの様子に敏感になることは決して悪いことではありません。
急病の心配
まず急病の心配があるとき、次のことに注意してください
- 熱はあるか
- 食欲はあるか
- 尿や便の様子はどうか
- 意識がはっきりしているかどうか
いつもと違う様子だったり気になるのであれば
迷わず病院に行って良いと思います。
医療相談の窓口や、病院に電話で問い合わせても曖昧な返事しかもらえません。
実際に診てみないと無責任なことは言えないからです。
無駄足でも良いじゃないですか。
何事もないに越したことはないです。
仮にこの程度で連れて来るなと叱責するようなお医者様であれば
かかりつけ医としてお勧めできません。
乳幼児期の病気は体調などを本人が上手く伝えられないので、
色んな可能性を考えずに診断に過度に自信を持っているお医者様は
誤診も少なくありません。
そもそも患者の親の気持ちに寄り添えない人が
小児科医になっていることに私は疑問すら感じてしまいます。
病気なのか違うのか、病院に行くべきなのか行くほどではないのか
育児書を読んで悩み不安になるのであれば、迷わず病院に行きましょう。
風邪やインフルエンザが流行する時に病院に行くのは、
そこでウィルスをもらうかもしれないという心配もありますよね。
病院の予約制度を利用したり、診察開始直後や受付終了間際などの空いている時間を狙う
付き添ってもらえる家族がいるなら時間ギリギリまで車で待機するなど工夫をしましょう。
発育への不安
これは私が経験したことです。
母子手帳などに発育曲線というのが載っていて
子供の成長の目安になります。
曲線の下のラインで、100人のうち2、3人程度だそうです。
私の上の子は身長が発育曲線の下のラインよりもさらに下でした。
そのために定期健診に通い始めたのは、生後9か月の頃です。
血液検査や手の甲のレントゲンも撮りました。
中々歩かなかったということもあり、
何か重い病気なのではないかと当時は不安で不安で仕方ありませんでした。
今振り返ってみるとうちの場合は単なる個性だったということになります。
でもこれは結果論であって
そこまでの道のりで不安になるなと言われても到底無理な話でした。
万が一重病の可能性が0ではない時
育児書もネットでもまわりからも情報を集めようとしますよね。
でも集めれば集める程、不安は大きくなります。
重病の疑いがあった場合にできることはなんでしょうか。
この場合、結果として重病であったとしても
日常の様子に大きな変化が無ければ
急変からの命に関わる展開というのは、ごくごくごく稀のケースです。
まずは役所の保健機関や、医療機関に相談することになると思いますが
診断結果として、今すぐできる処置というのはほぼなく
大半が様子を見ましょうということになると思います。
色々な情報を得ても、これは長期戦になるのでできることが本当に限られています。
あせっても状況は変わりません。
相談した医師や保健師のアドバイスや指示を聞き
これからどうするのかの方針を聞きます。
それに納得できなければ新たな機関に相談に行きます。
どこで相談して、これからの発育を誰とどういう風に見守り
あなたはどう向き合っていくのか
あなた個人に寄り添ったアドバイスは育児書に書かれていません。
育児書やネットの情報に踊らされてしまう気持ちは
私も嫌と言うほど良く分かりますが
可愛い盛りの時期に
親が暗い顔をしているのは本当にもったいないです。
発達の不安
うちの子は落ち着きがない、こだわりが強い、みんなと同じことができない…発達障害かもしれない。
子どもが乳幼児期のお母さんは敏感で
子どものそういった様子を育児書やネットの情報に当てはめて不安を煽ります。
発達障害の幅は広くて診断も難しく
グレーゾーン
などと言われることもありますよね。
こちらも発育と同じように、即効性のある対処法というのはほぼないと思います。
気になった時は検診の時に相談してください。
何か引っかかることがあったら保健師さんのほうから声かけもしてくれます。
医療機関や支援センターなどの相談の場という手もあります。
発達障害の不安があった場合、育児書やネットで調べるのは
発達障害だった場合の子どもへの寄り添い方
よりもまず
発達障害の特徴
などを重点的に調べてしまうと思います。
調べずにはいられない
そんな心境だとも思います。
これは当然の行動だと思いますが、
いくらそれを読んだとしても全くの安心材料にはなりません。
まとめ
妊娠が分かった時、日々お腹が大きくなって体動が感じられて愛しさが増した時
あなたはどのようなことを想いましたか。
無事に元気に産まれてきますように
ではなかったでしょうか。
無事に元気に産まれてきてくれたら
これ以上の望みはないと思った方も圧倒的に多かったと思います。
私も上の子の乳児期は特に
不安を抱えて過ごしました。
ですが今、この記事をまとめるにあたって
当時のことを振り返るために育児日記を引っ張り出してきました。
はっきりと思い出せなかったのです。
当時の文章を読み返すと、
昔の悩みはシンプルで
今の悩みは随分欲深いなぁ
なんて思います。
子どもの健やかな成長が何よりも大切です。
そしてママの心の健康も
子どもの成長にとってはなくてはならない大切なことだと思います。
どうか
あなたらしく子育てを。
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