我が家の上の子は小学校高学年です。
人見知りが激しく、いつも私にべったり甘えん坊だった娘ですが
今まさに反抗期に突入しようとしています。
生真面目な性格で
おそらく学校では常に気を張っているのだと思います。
その反動からか
苛立ちを時々、家で発散するようになりました。
Contents
子供が反抗期に突入!最初は親の言うことに反発することから始まった
うちの娘は
親がウザい
というタイプの反抗ではなく
自分を認めて欲しい、自分の言っていることに共感して欲しいという気持ちを
イライラした態度で表しているように思います。
私や下の子の言っていることの上げ足を取ったり、
私の言うことに反発したり。
時には学校での愚痴をこぼしてきたりするので
ああ頑張ってるんだな、
とは思いますが
たまに本気で腹が立つ態度を取られることがありますし
カチンと来て言い返してしまったりもします。
そんな時は一呼吸置いて
自分も同じ道を通ってきたのだと、思い出すようにしています。
何でも報告していた低学年の頃に比べ、
言いたいのに言えないこと、本当は聞いて欲しいのにそっぽを向いてしまったこと
とにかく何かにイライラしていたこと
身に覚えありますよね。
こんな時、上の子が幼稚園の時に始めた小さな習慣がいま
とても大切な存在になっています。
幼児期に始めた小さな習慣とは?当初の目的とはかけ離れた大きな存在に
幼児期に始めた小さな習慣、
それは娘と私の交換日記です。
交換日記を始めたきっかけは、
娘がひらがなを中々覚えられなかったという理由があります。
年中、年長さんになると、
女の子はお手紙の交換を頻繁に行うようになります。
ところが娘は字が書くのがとても苦手だったので
たまにしかお返事を書きませんでした。
私は字を書くことが楽しめるように、そして字を早く覚えられるように、
娘と交換日記を始めることにしました。
最初は本当に簡単な一言だけだったりしましたが、
少し慣れてくると質問を混ぜて
子供が返事を書くように書きやすいように、少しずつ誘導したこともありました。
交換日記を始めてから、私の中で2つのルールを決めました。それは
- どんなことを書いていたとしても、叱らないこと
- 書くペースは娘中心で、私は受け身でいること
交換日記を続けていくうちに、字に慣れさせる為だけではなく
私と娘の大切な場所にしていきたいと思うようになりました。
直接言いづらいことや相談ごとなどが日記に書きやすいように、
私の方も時々愚痴などを書いてみたりしました。
幼児期は「大好き」「あそぼうね」「ありがとう」
くらいだったのですが、小学校に入ると
「お出かけ楽しみだね!」「夏休み楽しかったね!」という、外出の感想や外出の希望も加わり長文になってきました。
初めて学校での悩みを日記に書いてくれたのは、小学4年生の頃です。
「親に言えない」も成長のうち 困った時に心を開いてもらうために
学年があがるにつれて、親や担任の先生に何でも打ち明けることが出来なくなってきます。
それは信頼関係が成り立っていないだとかそういうことでは全くありません。
- 自分の言動の良し悪しをきっちり判断できる年になってきたこと
- 悩みを相談することが、恥ずかしいと思うようになってきたこと
- 心配をかけたくないと思いやりの気持ちが芽生えたこと
こうした心の成長が
大きく影響しているのではないでしょうか。
大きくなって何か困ったことが起きた時、
そこでいきなり「交換日記を始めよう」と提案しても
子供は戸惑うだけです。
何を書けば良いのか分からないのです。
交換日記の意味すら深く考えない年齢からはじめ、思春期に入る頃には
交換日記の存在が当たり前になっていてこそ、
親子にとって大切な場所になっているのです。
おわりに
我が家の上の子との交換日記も、もう4冊目に入ります。
子供が書きたい時に書いて渡してくれます。それに私が返事を書いていく。
時にはイラっとくるようなことも書いていたりしますが、
苛立ちまぎれに返事を書いてしまいそうなら、
冷静に落ち着けるまで返事は書きません。
直接話を聞くとカッとなってそのまま怒ってしまう時もありますが、
文章のやり取りには時間が与えられるので、そこで冷静になれます。
絶対叱らない、怒らない。
誕生日や運動会のイベントの時など、
たまに私から書いて渡すととても喜んでくれます。
交換日記は、いくら幼少期からの習慣にしていたとしても
それは小学生だから通用するのであって、
これから中学に進み反抗期が本格化したら
何の意味も持たないものになる日がくるのかもしれません。
子供の性格によったら、文章を書き合うというのが好ましくなかったり
不向きな子供もいるでしょう。
実際、下の子も小学校に上がる直前に始めたのですが
数ページイラストを描いてくれただけで終わってます(笑)
続かなくてもいい、合わなくてもいい。
親が子供に「聞いてあげるよ」「全て受け入れる」という姿勢を見せられる
そして
いつでも自分のタイミングで
伝えたいことを自分のペースで自分の言葉で伝えられる場所がある。
そのことが子どもに伝わるだけでも
交換日記には大きな意味があると思います。
我が子との交換日記の行く末は?
今後の変化も追記していきますね。
【2021/5/6追記】
娘が中学2年生になりました。
小学校高学年で『反抗期突入したか!?』と思いましたが
その後
特に酷くなることもなく(現時点では)、ここまでやってきました。
交換日記のその後ですが
最後に書いてくれたのは、多分中1の半ばくらいだったでしょうか。
今は娘が持っています。
交換日記のこと、多分忘れ去られています(笑)
交換日記から遠ざかった理由
それは
面倒くさい
という気持ちも大いにあると思います。
でも
口では中々言い出せない
ということが
私たち親子の中ではあまりない
と感じています。
娘の本心はわかりませんけどもね(白目
交換日記は今、わたしたちに必要ではない
理想の状態だと思います。
娘がまた、交換日記を引っ張り出してくる時が来るでしょうか。
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